子どもの心の成長は階段のように順番がある

子どもの心の成長は階段のように順番がある


赤ちゃんのねんね期から首が座り、寝返りを打ち、ハイハイする、登る、立つ、歩くのように体の成長には順番があります。体の成長だけではなく、心の成長も同じように順番があります。

成長の段階によって、子どものできることは違います。

例えば、3歳児が「これ買って!」と言ってきたとき、「我慢しなさい!」と言ったら、もっと「買って、買って」と泣きだすことありませんか?それは子どもがまだ我慢できる段階ではないからです。

体の成長は目に見えるものですが、心の成長は目に見えないため、いつも一緒に過ごしても分かりづらいことがあります。

次に、子どもの心の成長の順番についてお伝えします。

発達心理学から見る、年齢による心の成長の順番


発達心理学では、子どもは7つの階段を0歳から6歳まで一段ずつ、一年ずつかけて上っていきます。

例えば、4歳ごろになると先のことが予測できる力が身につくと「後○分待つと○○ができる」と我慢して待てるようになります。最初の例では、3歳児に我慢してと言っても我慢ができないのは、まだ時間の感覚がないため、先のことが予測できる力がまだ育っていない時期だからです。

もし、どこかのステップの力が育っていないと思ったとき、あせる必要はありません。一つ前のステップに戻ってもう一度やり直せばいいのです。一つの段階の力がしっかり身についてから次のステップへ上ることが大切です。

子育てがうまくいかないと思ったときは、段階を飛び越えて、今の年齢に合わないことを求めているのかもしれません。まだ首が座っていない赤ちゃんに「寝返りしなさい」と言っているようなものです。そんなときは、今の年齢に戻って一段ずつ上ってみてください。

周りの子と比べて焦る必要はありません。子どもの成長に合わせて、ゆったりと進んでくださいね!

心の成長の順番を知ると、どうなる?



✔︎ 子どもが今どの段階にいるのかを知ると、何を伸ばしたら良い時期なのかが分か

✔︎ 子どもの「できた!」をたくさん見ることができる

✔︎ 子どもの困った行動を客観的に見ることができる

✔︎ 子どもの成長段階に合わせた声かけや関わり方を知ることができる

子どもの心の成長の順番を知ると、こんなにいいことがたくさんあり、子育てが楽になります!

「なんでできないの?」
「なんでそんな行動をするの?」
子育ての「なんで?」の答えがみつかることもあります。

子どもに一日も早く自立してほしいと、子育てで焦ることがあるかもしれません。子育ては長い道のり。子どもの自立に向けて、ママがゆったりとした気持ちで、我が子を長い目で見ていただきたいです。

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